胸を張っても猫背は治りません
猫背や丸くなった背中に悩んでいませんか?
猫背は自信や元気がないように見えたり、肩こりや首コリ、頭痛、腰痛など
体に不調を与える原因になるなどデメリットが多く、治したいと思っていても
なかなか治すことができないという人が多いと思います。

「背中が丸いから胸を張ったっ方が良い」と言われたり、
自分でも猫背を治そうと思って一生懸命胸を張っているとしたら
それは残念ながら意味はありません。
返って背中の筋肉が硬くなり、そもそも胸を張ったとしても
意識している間は良いですがすぐに元に戻ってしまいます。
猫背や背中が丸くなってしまった状態は胸を張っても治りません。 猫背や姿勢が悪い事の原因はほとんどの場合胸や背中が悪くなったり
曲がっているわけではないからです。
猫背には様々な原因がありますが、骨盤をはじめ体の歪みも関係します。
背骨は骨盤から出ています。
骨盤に歪みや傾きがあれば、当然土台から発生する背骨にも影響が
出てきます。
また長時間のパソコンやスマホを使用している際に肩が内側に入る巻き肩や
背中が丸くなることで胸の筋肉大胸筋が硬くなり胸がうまく開かない状態も
猫背になる要因の1つです。
そして、脳が猫背の方が楽でいつも背中を丸めていると間違った姿勢なのに
「これが正しい姿勢だ。猫背が正しい姿勢だ」と認識してしまいます。
でも実際には筋肉へ偏った負担がかかり続け体を圧迫し続けていきます。
そうすると筋肉への負担が増えるので余計楽な姿勢を取ろうとして、
猫背はますます悪化していきます。
猫背は自覚している人もいるのですが、一方自分では気づかず人に言われて
気づく、または猫背とは思っていないので不快に思っている方もいます。
肩こりや腰痛、首の痛みや頭痛など猫背によって様々な筋肉が強張りコリとなって
疲労が蓄積することで起こることもあります。
なかなか改善しない肩こりや腰痛などに悩まされている人は、根本的な原因である猫背の改善を優先しましょう。